「バサラ祭り」とは、1999年夏に始まった奈良で行われるストリートダンスを中心としたお祭りです。 特徴は、ライブ感覚あふれる市民参加型の夏祭りで、各団体(踊り隊)がアイデアを凝らした衣装、踊りで繰り広げる ダンシングパフォーマンス・パレードを繰り広げます。 バサラ(婆裟羅)とは、本来、鎌倉、室町時代に流行した風潮で、音楽や舞楽な どで、わざと拍子をはずし、自由に、目立つように演じること。 南北朝時代には、人の目を驚かす派手な衣装、粋なふるまいが、動乱期の美意識、 価値観を端的にあらわし、当時の流行語にもなったといわれています。 「バサラ祭り」は、 そのパワーとエネルギーを現代によみがえらせる古都・ 奈良の新しい夏祭りです。 若者たちの熱気と情熱、古都の粋と賑わいが、先行き不透明な時代に、活気と元気を届ける「バサラ祭り」。地元の人々はもちろん、夏の奈良を訪れる観光客を強く惹きつける祭りとして注目を集め、マスコミでもより大きく取り上げられています。 目指すのは、『奈良の夏が変わる。そして、奈良の夏が時代を変える!』 指定曲となるバサラ祭りの踊り歌「踊る・なら、そらっ!」(作詞:山口義房・曲:中村公俊)は、和と洋のリズム、ビートが融合するオリジナル・ミュージック。 新世紀に、「踊ることで気持ちをまっさらにしよう、みんな好き好きに踊り続けて 輝こう」という時代へのメッセージが、そのままになっています。 この指定曲をはじめ、ポスター、チラシの制作から、鳴子のデザイン、衣装、振り付けのモデル・パターンの制作まで、すべて、近鉄奈良駅周辺商店街の若手経営者や地元有志で結成されたバサラ祭り実行委員会が担当し、作業を進めています。 「風変わり」という意味もある「バサラ(婆裟羅)」。それにちなんで この祭では、地方車(じかたしゃ)と呼ばれる、派手に装飾した音源車に 連なり、20名以上のチームで衣装もメイクも振り付けも自由に踊ります。 衣装もメイクも振り付けもチームのアイデア次第で、今までの奈良になかった 騒げる参加型のお祭りです。

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